今回ご紹介するのは、“トラベルストーリー”などの旅行ガイドブックにも載っているデザインプロダクトを集めたモールです。それだけに、ベルリンでは押えておくべきデザイナーズポイントなのだと思います。

その名は“Stilwerk(シュティルベルク)”。ドイツ国内にベルリン以外にも、デュッセルドルフ、シュトゥットガルト、ハンブルグにあります。どこも家具を始めとして、キッチン雑貨やテキスタイルなどそれぞれの有名ショップが入居する、デザインプロダクトのデパートといったところで、それぞれ4~5フロアに渡る面積を有しているモールです。
↑ 左から、デュッセルドルフ ・ シュトゥットガルト ・ ハンブルグのシュティルベルク
建物を入ると、ちょうどクリスマスの準備中でした。建物中心は(日本式の)6階まで全て吹き抜けで、最上階のガラス天井から1階まで直接陽が入ります。この吹き抜け空間を各階ぐるっと一周する構造で、各ショップが入居しています。この日は曇りだったのですが、天窓からの光がモール内を十分に照らしています。
↑ 建物内吹き抜けの様子。各階回廊型でどのフロアの店舗も見渡せる。
各店舗は基本的にガラス張りになっており、ウインドーショッピングの感覚でも十分に楽しめます。充実のショップ群はドイツのタオルメーカーMöve社のタオル専門ショップや、ピアノ専門店、オーディオ関連ショップBang & Olufsenなどを始めとして、食器、雑貨、キッチンツールなどはもちろん、ALESSIもあるのでデザインフリークにとっても見所たっぷりです。中にはナイフやプロ用の鍋などを扱うショップで、日本の包丁を展示しているのも見かけました。
↑タオルを中心に取り扱う Möve ↑雑貨全般を扱うショップ zene
↑デザインツールが溢れるAlessiのショップ ↑日本製包丁も展示されているHolzapfel
家具ショップもKartell、BoConcept、Montana、ligne roset、ROLF BENZ、などを始めとして多数入っており飽きさせません。オフィス家具を扱うショップもwekoを始めとしていくつか入っており、SOHOはもちろんのこと、オフィスのプロジェクトも多数抱えているようです。
↑入り口入ってすぐのKartellの店舗 ↑ligne rosetのショップ
↑ROLF BENZも広いスペースを確保している↑オフィス家具を扱う weko
この他、照明専門ショップやカーペット類を扱うショップ、キッチンメーカーのPoggenpohlなどもあるので、家などを新築する人などはシュティルベルクを一周するだけでほとんどのものが揃ってしまうほど充実している。もちろん有名どころのメーカーが揃っている分だけ、お値段は張りますが・・・。
また、このシュティルベルクはこれらショップのマネジメントだけではなく、イベントも多数企画しており、コンサートやパーティーなどを開催するスペースや最上階にはフォーラムなどを行うスペースも用意されています。
↑吹き抜けのモールでのJazzコンサートの様子 ↑イベントやフォーラムのスペースも充実
ベルリンのシュティルベルクは旧西ドイツ当時の中心駅である、Zoologischer Garten駅(動物公園駅)から徒歩10分弱の好立地にあります。同駅はドイツワールドカップの開催された2006年に現在の新中央駅がオープンするまで、ベルリンの中央駅として機能していた為、今でも周辺はショッピングモールや観光地が点在し、ホテルなども多く賑わっています。周辺にも雑貨店や家具ショップが点在するKantstraße(カント通り)に面しており、読者の皆様にとっては魅力的なエリアです。
Stilwerk ウェブサイト:http://www.stilwerk.de/232.php